FXと外貨預金の金利を比較


外貨預金とFXはどちらがお得?

FXと外貨預金の金利を比較します。ここで比較対象とするのは、FXで、現在金利差期待できる人気の通貨ペア、外貨預金では、その通貨ペアで採用されている外貨を国内で預金した場合とします。

FXでは、政策金利によって金利が変化します。現在では1.5%程となっていますが、将来的に上下する可能性もあります。
FXでは、この通貨間の金利差をスワップポイントと言います。このスワップポイントは同じ通貨ペアであっても各FX会社で差があります。FX会社が1日に付与するスワップポイントは、同一通貨単位で下限10円、上限は50円程度です。こちらの数字はFX会社のキャンペーンなどでも変動する事も考慮しておいてください。

一方、外貨預金では、対象となる外貨の金利をサンプルとします。こちらはメジャーな銀行、証券会社から調べています。
預金の種類は普通預金、6ヶ月預金、1年定期預金です。金利の下限は0.05%、上限は2%です。あるネット銀行の1年定期預金が、最も高金利であり、一番安い手数料で預金できる結果となっています。

堅実な運用でいくなら多少手数料の高い外貨預金、リスクを考慮して安い手数料のメリットを活かし、積極的に取りに行くならFXと覚えておくと良いです。

FXのレバレッジ1倍は外貨預金と同じこと?

FXのレバレッジ1倍と外貨預金は似ていますが、違いもあります。

例えば手数料の面で考えていくと、FXの場合、国内通貨を扱っている通貨ペアでは0.3銭程度です。
一方外貨預金の手数料は少なくとも1円は取られます。
外貨預金では外貨調達やその他の手間がかかり、どうしても手数料の面で不利になりやすく同条件ではないと考えられます。

外貨預金はショート出来ません。外貨を預金する行為はFXで言う買いです。円高によって相場が逆方向へ傾き、預金している外貨のレートが下がった時、外貨預金でも為替変動リスクに晒されます。預金したら基本放置、もしくは1回程度の取引がほとんどです。FXではトレードが自由です。場合によっては両建てで損失を限定するといった事も可能です。

FXならショートポジションからの為替差益も狙えますが、外貨預金ではそれが出来ません。

まとめるとどちらも一長一短です。似たような効果を投資で得られますが、環境はかなり違うという事を覚えておくと良いでしょう。
確実にいえる事は相場が安定してる場合、外貨預金、FX共に安定的に金利を収益化しやすい事です。
投資するタイミング、環境をよく把握した上で資産運用に取り組みましょう。

ちなみに不安定な相場で金利を取りに行くなら、FXによるトレードの差益のほうが有利である場合が多いです。